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医療と介護の違い

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ここ数日、急に気温が下がり過ごしやすくなりました。

まだまだ油断禁物ですが、こんな過ごしやすい日は何をしても、はかどる♪

仕事もたくさん、こなしていきたいと思います。

というわけで、今日は朝から先日ご退院されたゲストのお家に訪問させていただきました。

N様ご夫婦。まだ70歳になられたばかりの若いゲスト。

ご主人は、10年以上在宅酸素療法をされている呼吸器疾患、奥様も2年前からの病気で激痛をコントロールしながらの生活です。

このお二人には、私は仕事をしているというよりも、人生の先輩として教えていただくばかりなのですが、

今日も自分の考えをまとめる良い時間をすごさせていただきました

ご主人との面談の中で、私はいつもいくつかの気づきをいただき、自分の目指していることを整理することができます。

  • 【医師からは「これからは自分が出ていくことよりも、来てもらうことを考えたほうがいいと言われたが、(これは何等かの医療や介護サービスを使う方法のことを言われているようです)
  • 自分にとって、重要なことはサービスを受ける方法を考えるよりも出かけていくことに意味があるのだ】
  • 【外に出たい、自分一人で何もできないくせにわがままと思われるかもしれないが、外に出たいとわがままを言っているのではなく
  • あくまでも、外に出ること=それはふつうの人がすることだから意味があるのだ】
  • 【医師のいうとおりにしたら、おそらくすぐに動けない人間になってしまう。でも医師は命を伸ばす使命があるからそれでいい。その中で自分で選び自分で決める。
  • 私は私の生活をしていきたいから】
  • 【あなたに(私のこと)お願いしたいこと。私は生活の質を落としたくない。それが、最期まで歩くこと。ふつうに歩く。それがいい。】

私は医療現場から介護現場に転職したとき、医療は病気と向き合い、介護は生活と向き合う

のだと感じました。

今日はそのことを、もっと真剣に考えなくてはいけない、と思いました。

医療は命を救い、命を継続させ、病気の治療を。それを、どうそれぞれの人の生活に落とし込んでサポートするのか。

それが介護現場の使命かな。

帰りに、ゴーヤをいただきました。

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これは、N様のアイデアで奥様が育てているゴーヤです。

すべて種類が違うらしいです。

今日はゴーヤジュースを飲もう!

 

 

 

 

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N様は、ゴーヤを作って食べよう!と言ったのではなく

このように「ゴーヤで壁(カーテン)を作ろう!」とおしゃったのです。

 

 

 

 

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玄関のところは、大工さんがこころを込めて作ってくれた特製のすだれ。

 

 

 

 

 

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N様のお部屋の窓です。

 

そうです。これが目的です。

 

暑い時期、風邪や脱水は命取りになる方にとって、室温管理、大切です。

このゴーヤの中はなんと4度も低いそうです。

奥様は、体調の良い時間帯、痛みがない時間帯に、せっせと水を与え、手入れをして、ここまでに育てられました。

 

私、ちょっと、いや、かなりはずかしい。

忙しいと言い訳すること多いです(>_<)

 

これが、生活なんだな。と感動しました。

仕事(お金をいただく)して、こんな感動いただき、学び多し!

ほんとに、いい生活させていただいてます。

ありがとうございます。

8月は行事がもりだくさんなフリーステーションです(*^_^*)

昨年、関西大会にて優勝し、グランプリ大会に出場させていただきましたが、今年も出品を決定し、数か月で完成し

今年は、昨年と同じ100歳の方のお話ですが、今回はベテラン看護師ではなく新人のヘルパーとの物語。

えーっと、内容は当日、お楽しみにしていただくということで(__)

コンテストの結果や作品のできばえのことは、さておいて、映像を作ることでの思いなどを少し書かせていただきます。

まず、昨年、初めて関西代表になったあとの今年、実は本当にドキドキしていました。

「前回の優勝だから、プレッシャーだよね。」「期待されてるかもしれないから、緊張するね」と周りには言われましたが、そんなこと考えたこともなかったのです。

本当のプレッシャーは誰かとの比較、他社様の作品との比較ではなく、自分の(会社の)中でのプレッシャーだったのです。

昨年はフリーステーションの中でも超ベテランで、優秀な半谷という看護師が書いたストーリーでした。なんとしても、これを次のキャストにバトンを渡さなくてはと思っていました。

「続けば、昨年の物語の価値がもっと上がる」「続かなければ、昨年の作品がフリーステーションの作品というより個人レベルの作品になる」くらいのことでした。さすが彼女はすごい!ではダメじゃないだろうか・・・

どきどきしながらたずねました。

「今年は介護チームの中から誰か出しませんか?」

嬉しいことに、介護キャストはみんな「やります」「私たちがやらしてもらえるんですか?」と気持ちの良い返答でした。そのときは、本当に感激しました~

そして、いよいよ、山邊の作品にしようと決定して、制作していくことに・・・・ここから、多を学ぶ毎日です。

たとえば、こんなやりとり

私「山邊さんは、どんなことで悩み、どう克服したん?」

山邊「私は自然にやってただけなんで・・・う~ん、わからない」

私「でも、これじゃだめだ、とかこうなりたい、とかいろんなことを考えて、悩んで努力したから

いい関係になったんじゃないのかなあ」

山邊「ただ、玉川様は正直で、笑ってくださるときもあれば、緊張した固い表情をされるときもある。

それがすべてあらわしているので、ただただ、笑顔を見たいと思っているだけなんですが・・・」

???・・・・・・・・・・なんとなくわかるけど、映像で物語にするには起承転結がないと・・・(-_-;)

何度も、何度も私や他のキャストと山邊は話をして

写真を集めたりする中で、やがて「自分が大切にしていることは事業missionなんだ」と気が付きました。

住み慣れた地域で暮らしていく方々とそのご家族の幸せのサポーターになること

周りの者が勝手に決めた先入観でなく、ご自身の思いときちんと向き合うことや、

作業にならないで目的をいつも忘れないこと・・・など多くの気づきが日々ありました。

 

この作品を作ることにならなければ、自分がmissionに忠実に行動したかどうかや、

玉川様の幸せが何かについて、じっくり考える余裕がなかったかもしれないと思うと、本当にコンテストの機会はありがたいことです。

 

※当日まで、物語をお楽しみにしておいていただきたく、抽象的な表現でわかりづらいことと思いますがお許しください。

 

 

ということで、今年は絶対グランプリを!!!

図1

今日からしばらく、猛暑が続くというニュースを聞きながら「高齢のゲストのみなさまは大丈夫かな~」と心配していますが、デイにお越しのゲストのみなさんは、お元気のようで安心しました。

去る8月3日に

「第3回人づくり勉強会」を開催しました。

人づくり勉強会は、フリーステーションの社内だけでなく他で働くみなさんをお誘いして、ともに高め合う勉強会です。

今回のテーマは

「残薬ゼロへの挑戦」

すごいタイトルを付けましたが、今回もお越しくださった 吹田市民病院 アレルギー内科部長 辻先生からのお題でした。

なぜ、このテーマなのか・・・もちろん残薬(※)の問題は大きな課題だということではありますが、

実は辻先生は

これからはチームで動く必要がある。リーダーになる人は人を巻き込んでいくべきであり、「残薬」に取り組むというひとつのテーマを選んだ。

残薬の問題は医師、薬剤師、看護師、介護士など多くのメンバーを巻き込むテーマだから。とおっしゃっていました。

要するに

残薬ゼロ プロジェクト ≒ シームレスな多職種間の連携

ということです。

※残薬とは処方されても飲み残し、飲み忘れ、処方通り飲めていない、必要以上の薬・・・などの問題

高齢者においては、めずらしくないことであり、本来の治療の目的や医療費の無駄など多くの問題のある課題です。

 

 さて、当日は9時15分受付開始でしたが7名の参加者のみなさん、9時過ぎには会場にお集まりくださり

「勉強しよう」という意識の高さを感じました。

余談ですが、辻先生も9時前には到着され、ずいぶんお待たせしてしましました<(_ _)>

9時半の定刻となり、始まり始まり~

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最初は私がお話しをさせていただきました。

テーマは「これから求められる人財」でしたが、この日の参加者の皆様、ベテランの看護師さんばかりで

 

急遽、テーマを変更してこれからの時代、看護師はもっと意識をかえないといけない

というような内容に変えさせていただきました。

「人として当たり前の生活行動が、
自分の意思でできる『健康寿命』を伸ばしたい」

「命を単に繋ぎとめるのではなく、
満ち足りる生活のお手伝いをさせて頂くことがこれからの使命ではないだろうか」

「看護師の仕事の中には感動がたくさんある。
その人がどう受け止めるかでその「気づき」も増えてくる。だから看護師としての学び以前に人間としてを高めたい。」

そして、みなさんに思わず・・・告白!?

「私は、手術室で勤務していました。その頃は若かったから、新人だったからか、わからないですが決して患者様の生活や個性を見ていなかった。 

手術の前にどんな生活をして、どんな不安を抱えていたのか、手術のあと、どんな生活をしたいのか、できるのか、そのことを考えられていなかった。

そのことを今は、反省という気持ちを超えて、悲しいです。その頃、お世話になった人たちへの恩返しのような気持ちで仕事をしています」

このような話を30分させていただきました。

 

DSC04090

 2番手は、フリーステーション訪問看護の管理者

半谷照美が、訪問看護での薬の管理についてのお話をさせていただきました。

段ボール箱にいっぱいの残薬の話や、飲み忘れ対策や主治医との連絡などの事例を説明させていただきました。

ホンマの話??という事例にみなさん驚かれていました。

 

 

 

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最後は辻 文生先生のお話

「残薬のテーマですが、かなり逸れてもいいですか??」と始まり、死生観の話です。

医学の教育では死生観に触れない。医師はあくまでも生の側にいて、死の側にいない。医師の多くはほとんど自然死を知らない。。。。などなど

私の主観的なコメントになりますが、「こんな医師がいらっしゃるから、未来は大丈夫」と思った話を紹介しますと

「今は公立病院の医師の立場でなにができるか、考えると、行政も地域も仲間も巻き込むこと」

そして、先生も私と似ているとおしゃっていました。それは、「医師になりたての頃、老人ホームで亡くなった方の死亡診断をするというアルバイトがあった。今考えると、なんという仕事?なんだけど

その頃、自分で何かを変えようとしなかった、そして、今いろんなことに気づかされ、罪滅ぼしをしているのです。」

感動しました。

 

もうひとつ、個人的な感動がありました。(これは、このブログの本題ではないかもしれません(;一_一)

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 これは、辻先生の講演で使われたスライドです。

「好きに暮らす贅沢」⇒「ふう~ん、いいこと言う人いるじゃない、わたしとまったく同じだわ~」と思った瞬間、あれ!?by 小宮って私!?

「これは小宮さんがホームページで言っている言葉です」と説明されました。

こんなふうに、ホームページの言葉をきちんと見てくださっていること、何気なく自分流に言った言葉が、このように使っていただけると、感無量です。ありがとうございます。

 

後半では、実際に活動されていることのご紹介などもしていただき、あっという間に終了時間になりました。

 

今回、ご参加いただいた皆様、非常に熱心で、すばらしい人づくり勉強会になりました。

それは・・・終了後、さっと帰られる方はいらっしゃらなかったのです。みなさん、まだまだ話足りない感じでした。

ロビーでまだまだ話は続きます。

本当にご自分から学びたくて足を運んでくださったのだと、思います。こんな勉強会、続けていきたいです。

 

 

ありがとうございまいました。

 

終了後、辻先生と、勉強会にかけつけてくれた友の田中陽子さんとで、まだまだ続きの話で盛り上がり

このブログのタイトル「高齢社会を救おう!」と決意し合いました!!

残薬ゼロ プロジェクト ≒ シームレスな多職種間の連携ということです。
残薬ゼロ プロジェクト ≒ シームレスな多職種間の連携ということです。